農薬の分類
だいぶ前に農薬の話をしたが、その続きである。
農薬を使用用途で大まかに分類すると、
殺菌剤、殺虫剤、除草剤、展着剤、その他になる。
かなり大雑把に説明すると、
殺菌剤・・・予防剤→発症前に使う。(ダコニール等)
治療剤→発症後に使う。(スミレックス等)
殺虫剤・・・有機リン(トクチオン等)、合成ピレスロイド(アグロスリン等)、ネオニコチノイド(モスピラン等)など細かく系統分類される。同じ系統を連続して使うと抵抗性害虫など問題が出てくるので、ローテーションで使う。(殺菌剤でも同じ)
除草剤・・・非選択制→基本的に全部枯らす。(ラウンドアップ等)
選択制 →大きく分けるとイネ科剤(ナブ等)と広葉剤(バサグラン等)。イネ科雑草や広葉雑草と言っても無数にあるので取りこぼしはある。人手の方が良いかはコストの問題。収穫前日数等どうしようもない時は人海戦術しか無い。
展着剤・・・散布液に入れることによって、作物への付着性等を良くする(アイヤー等)もの。洗剤みたいなもの(アプローチ等)が多い。
その他・・・植調剤(エスレル等)、忌避剤(キヒゲン等)、殺鼠剤(Z・P1.00等)等
本当は別のことを書きたかったんだけど、これを先に書かないと多分話が進まない。
またその内続きを書きます。