肥料成分
先日、農薬の分類の話をした。続きは後日にする。
今日は肥料の話。
農薬は外敵から身を守るために使い、
肥料は植物の成長に必要な養分である。
植物の生育には必須要素がある。大雑把に分けると、
・三要素(多量要素)
チッ素(N)→葉肥え。茎葉本体を構成する。やり過ぎると軟弱で不健康な奴になる。
リン酸(P2O)→実肥え、花芽分化。成長点に必要。根を張らせたり、開花や結実にも影響する。
加里(K・カリウム) →根肥え。水分や養分を移動させる。実の肥大や温度調節に有効。
・中量要素
苦土(Mg・マグネシウム)→葉緑素。リン酸との相性が良い。加里との相性が悪い。
石灰(Ca・カルシウム)→日持ちしたり、実が硬くなる。やり過ぎると土も硬くなる。
硫黄(S) →土壌中にある量で足りるらしいので肥料として施用することは少ない。
・微量要素
また、上記からさらに細かく分類される。
例えばチッ素であれば、硝酸態、アンモニア態、尿素、有機態など。
効き方や流亡性などに違いがある。
肥料にも法律があり、保証票が付けられている。
保証票には登録番号や種類、名称、保証成分、原料、重量、製造年月などが記載されている。
また肥料っぽく見えて、厳密には肥料でないもの(土壌改良材等)も多岐にわたる。
順番が滅茶苦茶で恐縮ですが、また気が向いたら続きを書こうと思う。