名も無きブログ

人生にタイトルを付けるとしたら・・・

無農薬栽培

先週は全然更新できなかった・・・
原稿は週初にちょっとだけ書いてたけど、バタバタしてて放置・・・
 
今日は上司と新潟県石打丸山スキー場へ行ってきました。
初滑りです。
朝早く出て行ったは良いのですが、午前中は悪天候。
視界ゼロ・・・
コースが見えず、速度制御を失って二度転倒。(変な転び方はしてない)
午後になると一転、最高のスキー日和・・・になったのですが、早めに帰る予定だったので、あまり滑れず・・・
 
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久々の農業ネタです。
先日日本ビジネスプレスに無農薬栽培についての記事がありました。
 
要約すると、現在の農薬は比較的高い安全性が確保されているものが多く(現に魚毒性(水質汚染)ランク分けもされている)、むしろ無農薬栽培圃場で病害虫が発生してしまうと近隣の畑にまで被害が及びかねないと言う内容。
 
最初に、私は無農薬栽培を否定するつもりはないです。
農薬は基本的に必要悪であって、不要なら使わない方が良いし、それで他の作物と差別化、ブランド化して農産物を高く売る事自体、需要もあるし良いことだと思ってます。
 
上を踏まえ、まず農薬の安全性についてですが、以前農薬を売っていた身からしても、無農薬(有機)栽培自体は否定しません。
商品の需要もあるし、差別化も出来きます。
また、病害虫被害が無いならば、農薬なんて使わなくても良いわけで、使うとしても必要悪。
農薬ばかりに頼るのもまた問題でもあります。畦草を刈ったり、土壌改良をしたり、有用微生物を投入したり・・・
では農薬は危険なのかというと、摂取しないに越したことはありませんが、消費者レベルでは気になるレベルではないと思う。
むしろ使用者のほうがもろに被爆する恐れがあるので、マスクやゴーグル等を着用しなければいけません。
なにもしないで農薬を弄る人も中にはいますが、絶対した方がいいです。
最近では粉状の農薬を減らして、開封時に舞い散りにくい顆粒状の農薬やフロアブル(液状)剤化をして、使用者も被爆しにくくしていたりします。
 
次に無農薬栽培での問題点ですが、当然、病害虫発生リスクも高くなり、発生してしまったら・・・ほぼアウトでしょうね。
発生してしまった病害虫を抑えるのはゆるくないんです。
農薬を散布しても、全滅は難しい。一部は残る可能性があります。
蔓延していたらなおのこと。
農薬に耐性を持った病害虫が生き残るリスクも有ります。
どんなに良い農薬が出たところで、基本的には病害虫を発生させない、初発確認ですぐ防除しましょう。
蔓延してしまったら、もうどうしようもないです。
これが無農薬だと本当に為す術が無くなってしまう。
特に重要病害虫だと、初発確認等で地域の全農家に一斉FAXで防除を呼びかけたりしますから、一斉防除ができます。
一斉防除をすると、防除で病害虫の取りこぼしが減るので効果的なのですが、無農薬圃場では基本的に農薬散布をしないので、病害虫の隠れ家になりやすい。
 
ならどうすれば良いのか?私にもわかりませんが、
畦から離して植えるとか、微生物農薬を使うとか、防虫ネットや天然芳香剤のようなもので虫除けをするとか、極端な話、病害虫が発生しやすい部分は植えないとか・・・
これが正しいのかはわからないけど、何か病害虫が発生する前、圃場づくりの段階での工夫しかないと思います。
 
気づけば明日から2月でした。
もうちょっと更新頻度を高められるよう頑張りたいです。