南極探検隊
前にルメルト著『良い戦略、悪い戦略』で南極点に初到達したアムンゼンの話をした。
昨日wikipediaを徘徊中に南極大陸の項を訪れた際に、アムンゼン(wikiではアムンセン)とスコットについて読んだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ロアール・アムンセン
https://ja.wikipedia.org/wiki/ロバート・スコット
アムンゼンは最初に南極点に到達した。
彼はイヌイットから寒帯で生きるすべを学んでいた。
犬ぞりを使い、アザラシの毛皮服を着ていた。
試しては改良し、全員が帰還した。
一方スコットは当時最新の雪上車や馬を使った。犬は訓練されていなかったため、使いものにならないと判断していた。牛革の服で防寒した。
しかし雪上車はすぐに壊れ、馬も消耗が激しく、全頭殺すことになり人力でソリを引っ張った。牛革は汗を吸い、凍結して保温性を失った。
また学術調査も兼ねていたため、重い標本も運んだ。
結果、南極点には2番めに到達したが、帰還することはできなかった。
また目的が違っていたらしい。
アムンゼンは個人的目標の達成を主としていたため、万が一には自分の判断で引き返すこともできた。
スコットは英国の威信がかかっており、軍人でもあるため、引き返すことは許されなかった。
本当はアムンゼンになるつもりだったが、現状どうだろう。
スコットになっているような気がする。