名も無きブログ

人生にタイトルを付けるとしたら・・・

肥効

昨日はお休みしました。

今日は肥料の話。

ここで言う肥効とは肥料の効きの速さです。

窒素とリン酸肥料について触れます。

<窒素肥料>

・硝酸態窒素・・・畑作物は主にこの形で吸収される。溶けやすく即効性で流亡しやすい。硝◯と書かれた肥料は硝酸態窒素が入っている。(硝石など)

アンモニア態窒素・・・水稲はこの形で吸収できる。即効性で硝酸態ほど流亡はしにくい。硝酸化成菌に分解されて硝酸態窒素になる。通常、窒素肥料といえばコレ。◯安と書かれた肥料はアンモニア態窒素が入っている。(硫安など)

・有機態窒素・・・有機態窒素にも種類があるが、緩効性である。微生物に分解されてアンモニア態窒素になる。基本的には微生物に分解されないと効きにくいので、アンモニア態窒素と組み合わせて使う。

有機にこだわる場合は早めに施用する。また低温時は微生物の活動が鈍いので注意する。

尿素態窒素・・・アンモニア態よりは少し遅いが即効性に分類されている。水に溶かして散布することもある。ただし、肥料焼けしやすいのでかなり薄めて散

布する。

・コーティング肥料・・・窒素というわけではないが、窒素を遅く効かせるためにコーティングさせた肥料。例えば適度な水分と温度により、コーティング剤が膨張し、隙間から窒素成分を溶出させる。水温25度の条件下で何日タイプといった種類がある。またそれを組み合わせている場合もある。

<リン酸肥料>

・水溶性リン酸・・・水に溶けるリン酸。即効性。ただし、土壌中の鉄などと結合すると吸収しにくくなる。

・可溶性リン酸・・・塩基で溶けるリン酸。肥料に表記されることは少ない。

・く溶性リン酸・・・2%クエン酸液に溶けるリン酸。植物は根から根酸を出して溶かす。遅効性で生育後半にも良く効く。

箇条書きで申し訳ございません・・・

また少しづつ書いていきたいと思います。