有機肥料
巷で話題の有機肥料。
肥料には保証成分が記載されており、肥料袋にデカデカと表示されています。
裏面には必ず生産業者保証票が印刷、又は添付されています。
保証成分は主に3つの数字からなり、例えば、6−8−4と書かれていれば、
窒素6%、リン酸8%、カリウム4%が保証されています。
20kg袋であれば、窒素1.2kg、リン酸1.6kg、カリウム0.8kg入っているはずです。
詳しい内容は保証票に内訳が書いています。
窒素成分の内、硝酸態窒素何%、有機態窒素何%、水溶性リン酸何%とか。
保証票の下部には原料も記されています。
BSE問題以降、牛由来の骨粉は使われなくなりました。
手元に肥料がないので正確ではないですが、骨粉(鶏を由来とする)とか、そんな感じで書かれていたと思います。
また、有機農産物(有機JAS)や特別栽培の場合は販売先によっては肥料、農薬の製造工程書を提出しなければいけないところもあります。
肥料メーカーは提出用の製造工程書を予め作ってある場合がありますが、農薬メーカーはあまりそういうことが多くないのでない場合があります。頼めば作ってもらえます・・・初めて作った農薬メーカーさんは肥料メーカーさんのを参考にして作ったって言ってましたけど・・・
某肥料メーカーさんが以前、お隣の国から輸入した肥料を検査したら成分量が・・・みたいなことを言ってたような・・・
今問題になっている有機肥料の話ですが、タダで済ませてはいけない問題です。
粗悪品が出回れば肥料取締法自体の存在意義が問われます。
検査をすればわかりますが、正直見た目ではわからないです。
信用して使うしかない・・・
その信用が揺らいではいけないのです。
特別栽培として生産された農産物は慣行栽培として販売するらしいです。
農産物価格が下がりますね。
消費者にとってはちょっと嬉しいかもしれませんが、全国の生産者がとばっちりを喰らうという罪は重いです。